一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス市町村廃棄物処理調査 2002/03年度の暫定結果を公表
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.05.17 【情報源】イギリス/2004.04.29 発表
イングランドにおける市町村廃棄物処理について、2002/03年度の暫定的な統計が発表された。主な結果としては、廃棄物の増加率の伸びは、過去数年間と比べると、穏やかになり、また、埋立処分された廃棄物の量も、4年ぶりに大きく減少(331,000トン減)したことが明らかとなった。また、家庭廃棄物のリサイクル・コンポスト化率は2%上昇し、14.5%となった。以上の好結果により、国の2003/04年度の目標である、リサイクル率17%の達成圏内に入ると考えられている。
モーレイ環境大臣は、首相の戦略ユニット2002年版報告書が提唱する変革に向かって進んでいる証拠だとして、今回の結果を歓迎した。しかし、2005/06年度のリサイクル目標やEU埋立指令上の義務など、苛酷な兆戦に向け、改善の見られなかった少数の地方自治体も含めて、全ての地方自治体が対策を進める必要があることを強調。地方自治体に、環境・食糧・地方事業省の「廃棄物実行プログラム」を通じた支援やアドバイスを十分活用するよう促した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】