一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 2007年クリーン・ディーゼル規則実施に向けた エンジン製造業界の取組みを評価
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2004.03.22 【情報源】アメリカ/2004.03.04 発表
2007年のクリーン・ディーゼル規則の完全実施に向け、エンジン製造業界での取組みが順調に進んでいることが、EPAの報告書により明らかになった。EPAは、約30社と面会し、ディーゼル浄化技術の開発状況について、「高速ディーゼル進捗状況レビュー 第2報告書」をまとめた。報告書によると、全社で粒子状物質(PM)を90%以上削減する粒子フィルターが使用される予定であり、NOx抑制のためには、今日、既に実証済みの技術が用いられる予定だという。また、エンジン製造事業者は、2005年に、低硫黄燃料(15ppm)を利用したプロトタイプのエンジンの試験を行う。新ディーゼル基準が2007年に完全に実施されると、毎年、260万トンのNOx、11万トンのPMを削減することができる。なお、クリーン・ディーゼルエンジンの導入に必要な、低硫黄燃料(15ppm)についても、燃料精製業界での取組みが進んでいることが、2003年10月のEPAの報告書「2003年高速道路用ディーゼル燃料事前遵守報告書の要約および分析」で明らかにされている。【EPA】