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環境ニュース[海外]

CCA処理材に関する利害関係者との会合を開催

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.05.21 【情報源】アメリカ/2001.05.10 発表

 5月9日、EPAは、CCA処理材(訳注*)をめぐって、製造業者と小売商を含む、木材産業の代表、そして、環境団体および住民団体と会談した。
 会談の目的は、EPAが進めているCCA処理材の再評価について検討し、注入処理材(訳注**)の安全な利用に関する情報提供について評価するものである。会合では、CCA処理材の安全性情報の活用について、率直で、建設的な議論がなされた。
 産業界からの参加者は、2週間以内に、消費者の安全性に関する資料を強化する案をEPAに提出することを明らかにした。また、CCA処理材に関する消費者の安全情報強化に向けて議論するために、6月上旬に市民会議を開催する予定もある。
 現在、EPAでは、CCA処理材の包括的な再評価を行うため、科学的知見のレビューを行っている。この再評価の一部として、EPAは、CCA処理材でできた公園遊具について、子供の曝露の可能性に注目したリスク・アセスメントを迅速に進めている。このリスク・アセスメントは、6月に完了する予定。EPAは、このプロセスのすべての面で、住民関与のための十分な機会を保証することとしている。

訳注*:CCAとは、木材の耐久性を維持するための防腐防蟻効果のある薬剤である、クロム(Chrome)、銅(Copper)、砒素(Arsenic)の頭文字をとっている
訳注**:昆虫の侵入や腐朽・腐敗を防ぐために、木材を加圧のもとで化学薬品で処理すること
【EPA】

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