一般財団法人環境イノベーション情報機構
2003年も再生可能エネルギーは躍進
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2004.02.26 【情報源】ドイツ/2004.02.10 発表
ドイツ国内における2003年の再生可能エネルギーに関するデータが発表された。再生可能エネルギーが総電力需要に占める割合は7.9%、総エネルギー需要に占める割合は3.1%と、2002年と比較し増加している。さらに、再生可能エネルギーにより、昨年は、5300万トンのCO2が削減されたという。特に風力発電は、約2700メガワット分が新設され、185億キロワット時の発電量を記録した。これは、2002年と比較すると17%増加している。一方、水力発電は、干ばつの影響を受け、約15%減少した。これらの数値を算出したのは、新設された「再生可能エネルギー統計作業グループ」(AGEE-Stat)である。連邦環境省、連邦経済省、連邦消費者保護省の専門家、研究者、再生可能エネルギー推進団体などが、グループに参加している。グループは、再生可能エネルギーの発展のために、信頼性のある最新のデーターを調査することを目的としており、調査結果は、今後、国内レベル、EUレベル、国際レベルにおいて、ドイツの公式値として採用される。【ドイツ連邦環境省】