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環境ニュース[海外]

リサイクル・コンポストの実績に着目した地方自治体補助制度 協議スタート

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2004.01.22 【情報源】イギリス/2004.01.07 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省は、イングランドの地方自治体を対象とする「廃棄物処理パフォーマンス補助金」制度について、協議を開始した。この新たな補助制度は、これまでの「廃棄物最小限化・リサイクル基金」に代わるもので、2005/06年度からスタートする。*
 政府案では、高いリサイクル率・コンポスト率を達成した地方自治体、あるいはリサイクル率・コンポスト率を飛躍的に改善した地方自治体に報償金を授与することとしている。また、補助金の一部は、地方自治体が、パフォーマンス基準の達成に必要な投資を行う呼び水として活用することができることとしている。予算は、初年度4500万ポンド(85億5000万円)、数年後には9000万ポンド(171億円)まで増額する予定。家庭廃棄物リサイクル率及びコンポスト率を引き上げ、地方自治体の廃棄物処理を改善するインセンティブとなることが期待される。
 今回の協議では、地方自治体のパフォーマンスに対する報償基準、様々なタイプの地方自治体間での資金の分配、投資の呼び水となる補助、2005/6年度及び2006/7年度の補助金の詳細な基準などについて意見を求めている。

訳注:これまでの基金では、特定の事業(回収拠点やリサイクル施設の整備など)に対して補助がなされていた。新たな制度では、各地方自治体のリサイクルコンポストの「実績」をベースにして、報償を与えるという方式が導入される。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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