健康・環境全国計画の策定に向けた報告書を公表

【健康・化学物質 公害予防/被害】 【掲載日】2004.01.06 【情報源】フランス／2003.12.15 発表

　健康・環境全国計画の策定方針に関する報告書が、12月15日、フィヨン社会・労働・連帯大臣、マテイ健康・家庭・障害者大臣及びバシュロナルカン　エコロジー・持続可能な開発大臣に提出された。これを担当する委員会は、9月17日に3大臣により設置されており、イザベル・モアン教授ほか2名が座長を務める。委員会の事務局は、フランス環境衛生安全局(AFSSE)が担当している。
　この報告書は、周知のまたは疑わしい健康影響について説明しつつ、主な脅威を特定し、ヒトの曝露量を定量化し、リスク削減のため事業活動全体を見直し、改善に向けた最初のステップを提案する。この資料を基に、AFSSEは、インターネットフォーラム、地方シンポジウムなど全国レベルの協議を準備する。この協議の後、委員会は、2月初めに結論を出す予定。
　フランス政府は、2004年春、健康・環境全国計画を決定する予定で、計画では、目標と今後5年間に優先して取り組むべき対策が示される。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】