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環境ニュース[海外]

化学物質の貿易に関するロッテルダム条約を批准

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2001.01.18 発表

 ドイツは、有害化学物質の貿易における事前同意手続きに関するロッテルダム条約を批准した。
 ロッテルダム条約は、有害化学物質の管理体制が不十分だったため、開発途上国を中心に、事故が頻発したことを契機に、1998年に採択されたもの。
 条約の目的は、化学物質(有害化学物質、植物保護薬剤、有害生物駆除剤など含む)の安全性を、世界レベルで引き上げることにある。この目的を実現するための主たる方法として、化学物質の貿易の際の、特別な情報提供システムを設けている。すなわち、条約に盛り込まれた化学物質に関しては、輸入国が、当該物質の潜在的な危険に関する情報の提供を受けた上で、輸入許可を発した場合に限り、貿易が認められることになっている。
 現在100を超える署名国の中で、ドイツは最初の批准国の一つとなったが、批准国が50カ国に達した時点で、条約は発効する。
 なお、連邦政府は、批准に際して、ロッテルダム条約の事務局をボンに誘致する意思を表明し、事務局設置の際には、初年度に300万マルクを、次年度以降に、各年220万マルクを補助する用意があるとした。【ドイツ連邦環境省】

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