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環境ニュース[海外]

化学品メーカーが臭化難燃剤の製造を自主的に中止

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.11.19 【情報源】アメリカ/2003.11.03 発表

 グレイト・レイクス・ケミカル社(インディアナ州)は、EPAとの協議により、2004年末までに、難燃剤である2種類の化学物質の使用を自主的に中止することとした。2つの化学物質は、ペンタ(訳注:Penta-BDE)およびオクタ(訳注:Octa-BDE)。これらはポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)という化学物質の一種で、臭化難燃剤(BFR)の一種でもある。同社は、国内でペンタを製造する唯一の企業であり、また、オクタを製造する数少ない企業の一つでもある。
 ごく微量のペンタおよびオクタが、人体および野生生物から検出されている。この化学物質の継続的な使用に伴う懸念、及びペンタの代替物質が開発されたことから、同社は製造を段階的に中止する。
 EPAは、オクタを製造する他の国内企業と協力し、段階的な製造中止に向けて支援を行う予定である。加えてEPAは、市場で、ペンタまたはオクタが今後新たに使用されないよう、追加的な措置を講ずる予定である。なお、EPAは、PBDEが人の健康または環境に不合理なリスクを与えるとは結論づけていない。EPAは、PBDEの潜在的リスクを理解するため、継続して情報を評価する予定である。【EPA】

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