一般財団法人環境イノベーション情報機構
新しいEU環境監査規則が発効
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2001.05.08 【情報源】ドイツ/2001.04.27 発表
改正されたEU環境監査規則が4月27日、ドイツで発効する。連邦環境大臣Trittin氏は、この改正規則は、企業における環境保護のための大きな一歩であると語った。この規則に基づく環境監査システムは、企業自らの策定する指針を実行することにより、法律の求める環境保護の水準より高い目標を実現できる。また、企業のパフォーマンスの効率性を高めることにもつながり、ひいては競争において当該企業を有利な立場に導く。また、認証を受ける企業は、官庁による監督措置の緩和というメリットを受けることができる。
ドイツの企業は、これまでこのシステムにより2600以上の企業が認証を受けており、これは全ヨーロッパの認証企業数約3700のほぼ3分の2にあたる。新規則は、新たに建設業、農業、公共部門もこのシステムに加わることを可能にした。連邦環境庁は、パイロットプロジェクトとして、このマネージメントシステムをほぼ導入した。【ドイツ連邦環境省】