UNEP　第2回ダム開発フォーラム開催

　ナイロビで1週間にわたって開催された「第2回ダム開発フォーラム」は、9月29日、関係者による対話を続けながら前進していくことに合意し、閉会した。この会議は、UNEPのダム開発プロジェクト（Dams and Development Project）が事務局を務めたもので、市民、産業界の代表者約100人が参加した。
　ダムがもたらす利益と、ダムのリスクや欠点とのバランスをどう図るかという問題については、相対立する見方があるが、この会議はその妥協点を見出すべく開催された。UNEPのテプファー事務局長は「ダムは環境を破壊し、コミュニティを根こそぎにするとして批判されているが、家庭や農業、経済発展に必要な水の供給を確保するものでもある。主要な利害関係者による話合いが、ミレニアム開発目標への最も良い道となる」とコメントしている。【ＵＮＥＰ】