一般財団法人環境イノベーション情報機構
揮発性有機化合物の排出削減
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.08.12 【情報源】フランス/2003.07.25 発表
揮発性有機化合物(VOC:ベンゼン、アセトンなど)は、オゾンの前駆物質となるもので、その一部は発ガン性を有すると懸念されている。フランスは、グーテンベルグ議定書に基づき、1999年から2010年の間に、VOCを40%削減するという国際的な目標に合意している。この約束は、排出上限を定めるEU指令(2001年10月23日付け)により再確認されている。また、VOCの排出に関するEU指令(1999年3月11日付け)は、既にフランス法に転換されている。EU指令及びフランス国内法では、排出上限値の遵守及び排出管理計画の策定を求める。排出管理計画の実施については、関係者と環境エネルギー管理庁(ADEME)の協力により、手引きが策定されている。塗料製造業に関する手引き及びゴム業界に関する手引きという2つの手引きが既に用意されている(プレスリリースのページから入手可能)。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】