一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 有害大気汚染物質からメチルエチルケトンを除外する案を提示
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.06.11 【情報源】アメリカ/2003.05.22 発表
EPAは、大気浄化法(CAA)に基づき、大規模事業施設から排出される有害大気汚染物質として指定されている188の物質から、メチルエチルケトン(MEK)を除外することを提案する予定である。MEKは表面塗装業において溶剤として用いられるほか、接着剤、磁気テープ、印刷用インク、酸化防止剤などの製造にも用いられている。EPAは、1996年から、MEKへの暴露により生じうる、人の健康および環境への潜在的な影響について包括的な審査を行ってきたが、CAAにより規制される曝露源は悪影響を引き起こすおそれがないと結論づけた。なお、今回の有害大気汚染物質からの除外案は、他の規制(揮発性有機化合物としての規制、有害物質排出目録への登録等)には影響を及ぼさない。今回の提案については、連邦官報への公表から90日間、パブリック・コメントを受け付ける。【EPA】