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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、大気質は改善進むも2030年基準達成や地表オゾン対策に課題と報告

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2026.05.25 【情報源】EU/2026.04.30 発表

欧州環境庁(EEA)は、欧州39ヶ国における主要な大気汚染物質濃度の最新データを報告した。
これによると、欧州の大気質はこの20年で大幅に改善し、微小粒子状物質(PM2.5)や二酸化窒素(NO2)の濃度は多くの地域で現行のEU大気質基準を概ね満たしている。
しかし、依然として大気汚染物質濃度が基準を上回る観測地点が最大で20%あり、基準超過は粒子状物質(PM10)や地表オゾン(O3)、ベンゾ[a]ピレン(BaP)で多くみられる(注1)。

報告書は、現行基準はもとより、EUの2030年基準を達成するためには一層の濃度低減が必要だと指摘する。
一部の大気汚染物質濃度については2030年基準の達成に向けた道のりは遠く、特に粒子状物質はこの傾向が顕著だという(注2)。

さらに、より厳しい世界保健機関(WHO)の大気質ガイドライン値に照らすと、大半の大気汚染物質がこの値を大きく上回る濃度となっていることや、都市部では10人中9人以上が同値を超える濃度のPM2.5やO3に曝されていることも示している。

(注1)EEAは別途、ブリーフィング「欧州における地表オゾン汚染への対策」を公表し、オゾン汚染が重大な懸念事項であると指摘している。オゾンの生成を促進する高温関連の気象条件の頻発・激甚化により、気候変動オゾン汚染に拍車をかけるとの見方を示し警鐘を鳴らしている。
(注2)2024年の段階で、粒子状物質濃度が2030年基準を超過している観測地点は30%以上存在する。

【欧州環境庁】

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