欧州委員会、アフリカのクリーンエネルギー移行に155億ユーロ確保

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.12.10 【情報源】EU／2025.11.21 発表

欧州委員会は、G20ヨハネスブルグサミットに臨み、過去1年実施した「アフリカ再生可能エネルギー強化」キャンペーンにより155億ユーロを確保したと発表した。
アフリカのクリーンエネルギー移行、電化、持続可能な経済・脱炭素工業の発展を支援するための資金を各国政府、公民の金融機関等から引き出した。
うち100億ユーロは、EU・加盟国・金融機関が構成する域外インフラ支援プログラム「チームヨーロッパ」が支出する。

同キャンペーンは、2024年のG20リオデジャネイロサミット前に、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長とラマポーザ南アフリカ大統領が主導し、国際団体グローバルシチズンと国際エネルギー機関（IEA）が協力して発足した。
支援対象は、マダガスカル、マラウイ、ベニン、ザンビア、コートジボワール、コンゴ民主共和国、ウガンダなど11ヶ国とその他広域で実施される水素プラント建設、ミニグリッド・低中電圧電力網・越境送配電網などグリッドの更新・近代化・整備、太陽光発電、セメント工業や交通の脱炭素化などのプロジェクトである。

【欧州委員会】