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環境ニュース[海外]

国連食糧農業機関、管理するSDG指標のうち目標達成が近いのは4分の1と報告

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2025.10.14 【情報源】国連/2025.09.25 発表

国連食糧農業機関FAO)は、食料・農業関連のSDGsの進捗評価報告書で、目標達成が近いのは4分の1と報告した。

・食料不安人口は、2015年の世界人口の21.4%から2024年に28%に増加、飢餓人口は8.2%であった。
・2019〜2023年に妊娠可能年齢の女性の65%が、摂取食品多様性の最低基準(MDD-W)を満たしたが、地域差が大きい。
・食品価格が非常に高い国は、2023年に2015〜2019年平均の3倍となり、地政学的緊張と気候変動のため目標達成はひじょうに遠い。
・中低所得国の小規模食料生産者の低収入、ジェンダー視点では土地所有女性の少なさが問題である。
・動物遺伝資源の保存は進んだが、在来品種4.6%、国境を越えて分布する品種17.2%にすぎない。
・水利用効率は、2015〜2022年に23%改善したが、地域的な水ストレスは依然として続く。
・不法漁獲取締りへ向け気運が高まるが、持続可能漁業による漁獲高の割合は1974年の90%から2021年の62.5%へ低下した。
・過去10年で世界の森林面積減少速度は落ちたが、未だ高止まりしている。

国連食糧農業機関

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