一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 自動車の燃料効率に関する報告書を公表 燃費の悪化傾向続く
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.05.13 【情報源】アメリカ/2003.05.02 発表
EPAは、1975年から2003年までの間に国内で販売された自動車および軽量トラック(バン、スポーツ・ユーティリティ車、ピックアップ・トラック)の燃料効率および技術の動向に関する報告書、「軽量自動車の技術及び燃料効率の動向:1975 - 2003(Light Duty Automotive Technology and Fuel Economy Trends: 1975 Through 2003)」を公表した。2003年型車の燃料効率の平均は20.8mpg(燃料1ガロン当たり20.8マイル)であり、これはピーク時(1987年および1988年)の22.1mpgから6パーセント悪化している。
この報告書では、軽量トラックの販売台数の増加、自動車重量の増加、より馬力のあるエンジンの利用などにより、燃料効率が悪化し続けていることが示されている。
なお、最近、連邦運輸省(DOT)は、軽量トラックについて、今後3年間で、企業平均燃費基準(CAFE)を1.5mpg引き上げることを決定している。同省の国家高速交通安全局によると、CAFEの引き上げにより、軽量トラックの耐用年数期間中、36億ガロンの燃料油を節約できる見込みだという。【EPA】