一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー省、前政権が策定した家庭用機器のエネルギー効率基準の実施延期へ
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.03.04 【情報源】アメリカ/2025.02.14 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、バイデン前政権による家庭用機器などのエネルギー効率政策を覆す第一歩として、7種類の家庭用機器などのエネルギー効率基準の実施の延期を発表した。対象の7種類は以下のとおり。
・集中空調装置
・衣類洗濯乾燥機
・一般照明用ランプ
・ウォークイン冷蔵冷凍庫
・ガス瞬間湯沸かし器
・業務用冷蔵庫
・空気圧縮機
また、天然ガスタンクレス給湯器のエネルギー効率カテゴリーを新設する意向も明らかにした。
これにより、前政権が策定した負担の重い規則に悩まされることなく、この種の低コストの給湯器を購入できるようになるという。
今回の実施延期の発表とあわせ、アメリカ環境保護庁(EPA)も「ウォーターセンス」プログラムの下で前政権が策定した蛇口、トイレ、スプリンクラーなどの仕様を見直すと発表している。
DOEのライト長官は「トランプ大統領の最優先事項は家庭のコストを下げることだ」と述べ、今回の措置によって消費者の選択肢が増え、手ごろな価格の製品を選べるようになるとしている。
【アメリカエネルギー省】