一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、使命の遂行と偉大なアメリカの回復を優先へ
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2025.02.19 【情報源】アメリカ/2025.02.04 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)のゼルディン長官は、EPAの優先事項を示した「偉大なアメリカを取り戻すためのイニシアチブ」(注)を発表した。取組の指針となるもので、以下の5つの柱から成る。(カギ括弧内は同長官の発言の要旨)
1)全国民にクリーンな空気や土地、水を
「健康と環境を守るというEPAの使命を果たすようにする」
2)アメリカのエネルギー分野における優位性を取り戻す
「エネルギーの自立と優位性を追求する」
3)許認可改革、協調的連邦主義、省庁連携
「アメリカに投資したい企業が、何年もかかる不確実で高額な許認可手続きを必要とせずに投資できるようにすべきだ」
4)アメリカを人工知能(AI)における世界の首都に
「アメリカがAI分野で世界をリードすることが重要だ。データセンターなどでは、国産エネルギーを利用したクリーンなかたちの電力供給や運用を目指す」
5)アメリカの自動車産業の雇用を守り、取り戻す
「自動車産業の雇用を取り戻し、象徴的なアメリカの産業を再生すべく国内製造業に投資する。規制の見直しに取り組む」
(注)「Powering the Great American Comeback Initiative」
トランプ大統領とゼルディン長官のリーダーシップのもとで策定された。
【アメリカ環境保護庁】