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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、全てのトリクロロエチレンとほとんどのパークロロエチレンの使用禁止を最終決定

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2024.12.25 【情報源】アメリカ/2024.12.09 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、有害物質規制法(TSCA)の下、発癌性化学物質トリクロロエチレン(TCE)とパークロロエチレン(PCE)の使用禁止に向けた最新リスク管理規則を最終決定した。
どちらも揮発性・不燃性の有機塩素系溶剤で、その大半が、より安全な代替品が利用できる。

最新規則の主な内容は、
・TCE(洗浄剤・家具ケア用品・脱脂剤等の消費者・商業用途、及び一部の冷媒製造で使用):
TCEの全用途を禁止。大多数の用途を1年以内に禁止し、厳格な労働者保護を実施している場合(航空機・医療機器の部品洗浄、冷媒製造等)に限り、より長い期間で段階的に廃止。
・PCE(ブレーキ洗浄剤、接着剤等の消費者用途、ドライクリーニング等の商業・工業用途で広く使用):
ドライクリーニングのPCE使用を10年で段階的に廃止。全ての消費者用途と多くの商業・工業用途のPCE製造・加工・流通を段階的に縮小し、そのほとんどを3年以内に完全廃止。国家安全保障や重要インフラ、気候対策等の観点による使用は厳格な管理下で継続を容認。

【アメリカ環境保護庁

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