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環境ニュース[海外]

世界気象機関と世界貿易機関、国境を越えた再生可能電力取引の可能性を強調

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2024.12.03 【情報源】国際機関/2024.11.15 発表

世界気象機関(WMO)と世界貿易機関(WTO)は、国境を越えた再生可能電力取引に関する共同報告書を発表した。

国連商品貿易統計データベースの統計では、国境を越えた電力取引量は世界の発電量の3%未満、2023年の取引額は約1,320億ドルと比較的低い。
パリ協定の目標達成に必要な再エネ供給力をはるかに下回るという。

国境を越えた再生可能電力取引はエネルギー需給の空間・時間的不整合の解消に役立ち、電力網の効率的運用、安定供給の確保で重要な役割を担う。
また、発電における一部の国の比較優位を利用することで、低炭素エネルギーへの移行の総コストを下げ、世界貿易への途上国経済の参加も支援する。
既に再生可能電力を輸出している後発途上国もある。

国境を越えた再生可能電力取引の潜在力を引き出すには、資金アクセスの改善、供給網を通じた重要部品の納入遅延への対処、事業承認手続きの透明化強化を目指す行動が必要である。
WTO協定・機関は相互接続事業の展開を遅らせる摩擦や非効率への対処に役立つ可能性があるという。

世界気象機関

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