一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際再生可能エネルギー機関等、2023年の再生エネ就業者数が過去最高の前年比18%増と報告
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2024.10.18 【情報源】国際機関/2024.10.01 発表
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)と国際労働機関(ILO)は、再エネの雇用に関する年次報告書(2024年版)を公表し、2023年の再エネ就業者数は前年比 18% 増の 1,620万人で、過去最高の伸びを示したと報告した。これは、再エネ発電容量の力強い増加と設備製造の継続的な拡大の現れだが、地域的な偏りがあるという。
2023年の再エネ就業者数を国別でみると、中国が最多の 740万人 で世界全体の 46% を占め、EU、ブラジルが続き、技術別では、太陽光が 720万人で最多、液体バイオ燃料、水力、風力が続く。
アフリカは、膨大な資源の可能性にも拘わらず、依然として世界の再エネ投資の割合は僅かで、2023年の再エネ就業者数は 計32万4,000人 である。
再エネ3倍目標達成には国際協力を強化し、取り残された国々の政策支援や能力開発の資金拡大が必要だと指摘。
公正で持続可能なエネルギー転換に向けた多様なスキルと人材確保のため、政策による労働力の多様性とジェンダー平等の推進、教育や訓練への投資が重要だという。
【国際再生可能エネルギー機関】