一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際エネルギー機関、各国のクリーンエネルギー技術支援・刺激策は最高水準と報告
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.10.15 【情報源】国際機関／2024.09.26 発表
国際エネルギー機関（IEA）は、エネルギー政策の最も包括的な最新状況を国・部門別にまとめた初の報告書を発表し、近年、政策決定者はエネルギー安全保障に再び注目しており、クリーンエネルギー技術への政府の支援・刺激策は最高水準に達していると指摘した。報告書の「エネルギー政策一覧」では 5,000件超 のエネルギー関連政策を閲覧できる。
報告書によると、各国政府は 2020年以降、クリーンエネルギーへの直接投資支援に 約2兆ドル（2007〜2008年の金融危機後の約束額の 約3倍）を当てる予定。
同エネルギーの国内生産の刺激策は著しい成長を続ける公共投資の一分野で、2020年代初め以降の政府支出総額の 約1割 を占める。
供給網が地理的に集中しているため、自国生産と供給網の安全保障を支援する政策への注目が高まり、同技術関連の貿易政策の数が急増している。
また、エネルギー性能基準も近年、政策介入が大きく拡大しており、2023年だけでも世界の温室効果ガス排出の 2割 を占める 35ヶ国 が新たな省エネ規制を導入した。
【国際エネルギー機関】