一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、下水汚泥におけるリン回収の強化へ共同宣言を採択
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2024.09.06 【情報源】ドイツ/2024.08.21 発表
ドイツ連邦環境省(BMUV)は、ドイツ連邦農業省(BMEL)及び連邦州13州、関連団体、企業とともに下水汚泥におけるリン回収の促進に関する共同宣言に調印したことを公表した。リンは農業利用において重要であるもののドイツには独自の生産源がないことから輸入されている。
2017年 に制定された下水汚泥令において 2029年 以降のリン回収が義務付けられていることから、下水処理施設の汚泥から代替のリンの回収を目指す。
課題を明確にし、リン回収の発展を継続的に支援することを目的にベルリン州を議長とする作業部会が設立され、さらに実施状況は各州が作成する年次報告書や産業界の対話を通じて検討される。
【ドイツ連邦環境省】