一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー省、送電インフラの整備・強化を図るプロジェクトに22億ドル助成
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.08.21 【情報源】アメリカ/2024.08.06 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、革新技術の採用により送電インフラの強靭化と信頼性の向上を図るプロジェクト 8件 に 22億ドル を助成すると発表した。18州 にわたるこれらプロジェクトで容量増加は 13GW(うち 4,800MW は洋上風力発電から)、雇用増は 5,000人、更新送電網延長は 1,600km以上。官民合計 100億ドル の投資が引き出される。
送電網を新設整備するのは、ニューヨーク州とモンタナ州の 2件 のプロジェクトで、総延長 1,000km 以上を新設、高電圧直流(HVDC)技術を利用し容量は 4,300MW 増加する。
このほかの 6件 は、既存設備の強化を図る。高性能電力ケーブル、気象条件や送電量等を動的に把握して設備能力を最適化するダイナミックラインレイティング、地域の電力の安定確保を図るマイクログリッド、先進型配電管理システムなどの先進技術を利用する。
助成総額のうち 3億ドル が地域の労働力開発、奨学金、技能研修に充てられる。
助成金は、2021年 に成立のインフラ投資雇用法で手当てされた予算から支出される。
【アメリカエネルギー省】