一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、連邦政府が水素輸入戦略を採択
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.08.09 【情報源】ドイツ/2024.07.24 発表
ドイツ連邦政府は、水素および水素誘導体の輸入戦略を採択した。連邦政府は 2030 年の水素と水素誘導体の需要を 95〜130TWh と想定しており、そのうち 50〜70%(45〜90TWh)分を輸入する必要があるとしている。
2030 年以降もそれらの輸入量は増加し続けるとしており、2045年までに水素の需要は 360〜500TWh、水素誘導体の需要は約 200TWh に増加する可能性が指摘されている。
そのため、連邦政府は、輸入戦略において、
「十分な水素および水素誘導体の持続可能で安定した安全かつ多様な供給の確保」、
「環境に配慮し持続可能な水素と水素誘導体の供給の実現」、
「水素の急速な需要増加に対応するために輸入戦略の対象に低炭素水素と低酸素水素誘導体を加える」、
「さまざまな水素誘導体(アンモニア、メタノール、ナフサ、e-fuelなど)および水素キャリア(LOHCなど)の支援」、
「パイプラインと船舶輸送のための輸入インフラの開発」、
「供給源の多様化」
を進めていくことしている。
【ドイツ連邦経済気候保護省】