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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2024-2025年の世界の石炭需要はほぼ横ばいと予測

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.08.07 【情報源】国際機関/2024.07.24 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、再生可能エネルギーの急拡大にも拘らず、一部の主要経済国の電力需要が大幅に増加していることから、石炭需要は2025年までほぼ横ばいで推移するとの見方を示した。
2023年の世界の石炭消費量は、2大消費国である中国とインドが牽引し、2.6% 増で過去最高を記録。水力発電の低下と電力需要の急増に対処するため石炭が使われたという。
今後の見通しとして、
・中国:2024年は水力発電の回復と太陽光・風力の継続的な普及拡大に伴い、石炭使用の伸びが鈍化しているが、電力需要増により石炭消費が減少する可能性は低い。
・インド:猛烈な熱波が収まる 2024年 後半に石炭需要の伸びが鈍化する見込み。
・EU:排出削減の取組により 2000年代 後半から石炭需要の減少傾向が続いており、2023年 の石炭火力発電は 25% 以上減少、2024年 もほぼ同程度減少する見込み。
・アメリカ:石炭使用が近年大幅に減少しているが、2024年 は減少が鈍化する可能性がある。

国際エネルギー機関

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