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環境ニュース[海外]

カナダ天然資源省、建物のエネルギー効率改善に向けた包括的枠組「グリーン建物戦略」を公表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.08.01 【情報源】カナダ/2024.07.16 発表

カナダ天然資源省(NRCan)は、住宅やビルのエネルギー効率向上によりGHG排出削減、国民のエネルギー代節約、全地域の雇用創出を図る同国初の包括的枠組「グリーン建物戦略」を公表した。

同国では、冷暖房や給湯による建物からのGHG排出量が、石油・ガス、輸送に次ぎ3番目に多い。2050年の実質排出ゼロに向け、国内 1,600万戸の住宅と 50万棟のビルを改修すると共に、現在の住宅危機に早急に対応する必要があるという。

戦略では、次の目標を設定。
・既存建物の改修を加速
・新築の場合は、エネルギー効率が高く、気候変動に強く、手頃な価格の建物を建設
・高効率で低炭素の建材や技術に関連する経済機会を獲得

目標達成に向け、住宅、商業・公共施設、連邦政府の建物に関する様々なプログラムや基金を推進。
特に経済的負担の軽減を重視し、低・中所得世帯を対象として住宅改修やヒートポンプ導入の支援を強化する。
この他、低炭素建材の促進や全国共通のラベリング基準の開発等の取組を進め、早ければ 2028年に新築時の石油暖房設置を段階的に廃止するという。

【カナダ天然資源省】

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