一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際再生可能エネルギー機関、2030年再エネ容量3倍には年16.4%増が必要と報告
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2024.07.30 【情報源】国際機関/2024.07.11 発表
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は報告書「再生可能エネルギー統計2024」を発表し、再生可能エネルギー(再エネ)は最も急成長している電源だが、2030年までに再エネ容量を 3 倍にするという COP28 の目標を達成するには年間最低 16.4% の割合で容量を拡大する必要があると指摘した。2023年に再エネ容量はかつてないほど増加し( 14% 増)、2017〜2023年の年平均成長率は 10% となった。
非再エネ容量は年々減少しており、再エネは発電容量で化石燃料を抜く見通しだが、14% 増が続くと、2030年にはIRENAの 1.5℃シナリオが描く3倍増目標の 11.2テラワット(TW)を 1.5TW(13.5%)下回り、10%増だと 7.5TW に留まり目標を約 3分の1 下回る。
発電量に関しては、2022年の最新データで再エネ導入の地域格差を再確認した。
アジアが首位を守り(3,749TWh)、北米は初めて2位となった(1,493TWh)。
最も増加が著しいのは南米で約 12%増、アフリカは 3.5%増だった。
【国際再生可能エネルギー機関】