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環境ニュース[海外]

ドイツ、オーストリア、イタリアとの南部水素回廊の共同宣言に署名

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.06.20 【情報源】ドイツ/2024.05.30 発表

ドイツ連邦政府は、オーストリア政府、イタリア政府と共に南部水素回廊の共同宣言に署名した。
南部水素回廊は共通利益プロジェクト(PCI)の一つであり、特に南部ドイツにグリーン水素を供給する上で重要な役割を果たすとしている。北アフリカからイタリア南部を経由してグリーン水素を供給し、3ヶ国における重要な水素供給拠点の連携を構築する。共同宣言は各国における主要な産業クラスターに対するエネルギー安全保障の向上と共に欧州連合の気候保護目標の支援を目的としており、送電系統運用者や規制当局、資金調達機関、潜在的な水素消費者や水素製造者など関係するステークホルダーを集めた3ヶ国間の作業部会を設置する。
連邦経済気候保護省のハーベック大臣は、「国境を越えた水素市場の発展はエネルギーシフトの加速、特にCO2排出削減が難しい分野の脱炭素化を進める。国境を越えた水素パイプラインの構築がうまく機能すれば、欧州における水素ネットワークの構築が可能となり、ドイツにおけるエネルギー安全保障にもつながる。」と述べた。

【ドイツ連邦経済気候保護省】

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