韓国環境部と韓国環境産業技術院、中小企業のESG経営を支援へ

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2024.03.04 【情報源】韓国／2024.02.14 発表

韓国環境部（ME）と韓国環境産業技術院（KEITI）は、中小企業のESG（環境・社会・ガバナンス）経営システム構築の取組を診断（コンサルティング）・支援する2024年度事業の提案募集を開始する。
2023年度は92社を支援し、製造所のエネルギー・温室効果ガス等の削減効率化により年間約100億ウォン（約10億円）の経済利益を実現。海外顧客のESG経営要求を満たす診断支援が輸出契約条件の充足に役立った事例もある。
2024年度はESG経営の基礎力強化を目指す現行の基礎診断に加え、環境取引規制に適時に現実的対応を行えるよう新たに以下2つの上級診断を導入する。
1）「環境取引障壁対応診断」：環境情報の公開・登録やサプライチェーン模擬監査等により、環境取引規制の遵守を目指す。
2）「炭素削減製品設計・製造診断」：脱炭素競争力の確保が急務の自動車・石油化学産業等を対象に、ライフサイクルアセスメント、CO2排出削減戦略策定、工程改善を支援する。
2024年度は高い輸出比率を占める又は主要サプライチェーンの130社超を支援する予定である。

【韓国環境部】