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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、今後3年間の世界の電力需要増は低排出電源で賄えると予測

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.02.08 【情報源】国際機関/2024.01.24 発表

国際エネルギー機関(IEA)は、電力市場の動向等を分析する年次報告書で2026年までの電力需要、供給、CO2排出量の見通しを示し、世界の電力需要増加分は低排出発電(再生可能エネルギー、原子力)で賄える見込みと報告した。
IEAの分析では、
・2023年の世界の電力需要増加率は、先進国の電力消費減少により僅かに鈍化し2.2%だったが、2024〜2026年は平均3.4%に加速。需要増加の約85%を新興国や途上国、特に中国、インド、東南アジアの国々が占め、人口増加や工業化に伴い2026年まで増加が続く。
・世界の発電量に占める低排出電源の割合が2023年の40%弱から2026年には約50%に増加。急増している再エネが2025年初めまでに総発電量の3分の1以上を占め、石炭を上回る。原子力発電は2025年までに史上最高に達する。
・発電による世界の排出量は2024年に2.4%減少、2025年、2026年は減少幅が縮小。
・インドや東南アジアの1人当たりの電力消費量は急増しているが、アフリカは30年以上低迷。

国際エネルギー機関

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