一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ農務省、国産バイオ燃料の供給増を図るインフラ整備助成金を交付へ
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2024.01.29 【情報源】アメリカ/2024.01.11 発表
アメリカ農務省(USDA)は、「高混合燃料インフラ・インセンティブ・プログラム」(HBIIP)の2023〜2024年度事業の第2回助成対象事業者を発表した。HBIIPは、エタノール混合率の高い国産バイオ燃料の利用と供給の増加を図るためのインフラ整備を目的とし、ガソリンスタンド経営者や船舶・鉄道・暖房用燃料の供給事業者が実施する給油ポンプ・計量機・貯蔵タンクなどの設置や更新に助成する。2023〜2024年度事業はインフレ削減法に基づき総額4億5,000万ドル支出、2023年7月1日から2024年9月30日までの5つの四半期ごと、合計5回の助成申請機会を設けた。今回は2回目の助成で総額1,900万ドル、対象事業者はアリゾナをはじめ22州にわたる。
たとえば、コンビニチェーンのケーシーズは500万ドルの助成を受け、アイオワなど5州のガソリンスタンド111ヶ所にエタノール混合燃料の計量機を設置し、年18.9万KLの供給増を見込むという。今後3回の応募機会があるが、予算が残れば1回延長される。
【アメリカ農務省】