イギリス政府、廃家電・電子機器の再利用・リサイクルの強化案を提示

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2024.01.17 【情報源】イギリス／2023.12.28 発表

イギリス政府は、廃家電・電子機器（WEEE）の再利用やリサイクルを強化するため、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各行政府と共にWEEE規則の改革案を提示した。

以下のような方向性が打ち出され、意見公募が行われている。
　・イギリス全土で、不要になった電気製品を家庭から直接回収して、個人が遠方の処分場所まで足を運ばなくても済むようにする。回収にかかる費用はメーカー側が負担する。
　・大手小売業者は、製品の買替えを条件とせずに無料で電気製品を回収する場所を店内に設ける。
　・小売業者や通販事業者は、買替え製品を配送する際に、不要な又は壊れた大型の電気製品を回収する責任を負う。
　・電子たばこの分別回収や処理の費用を供給側が負担する。
　・海外の業者を含めたネット通販事業者にも廃家電・電子機器の回収、及びリサイクルや再利用の費用負担に応じる義務を課す。

イギリスでは毎年、推計で15万5,000トンの小型家電製品が回収されずに捨てられており、対策が必要になっているという。


【イギリス環境・食糧・農村地域省】