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環境ニュース[海外]

EU理事会と欧州議会、広範な製品を対象としたエコデザイン規則案に暫定合意

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2023.12.20 【情報源】EU/2023.12.05 発表

EU理事会と欧州議会は、製品の持続可能性に関する要件の枠組を設定するエコデザイン規則案について暫定的な合意に達した。同規則は現行のエコデザイン指令(2009年)に代わるもので、製品のエネルギー効率や循環性を高めると同時にこうした製品の流通を促すという目的のもと、2022年に欧州委員会が提案していた。これまでエネルギー関連に限られていた対象製品の範囲をほぼ全ての製品カテゴリーに広げ、特に次の観点で製品要件を定める内容となっている。
・耐久性、再利用やアップグレード、修理のしやすさ
・材料の再利用やリサイクルを妨げる化学物質の有無
・エネルギー・資源効率
リサイクル材の使用
・CO2排出量や環境負荷
・製品情報の得やすさ(特に、持続可能性に関する電子記録であるデジタル製品パスポート)
さらに、売れ残った繊維製品と履物の破棄を禁止する措置も盛りこまれており(適用除外などの特例あり)、この様な措置は今後、必要に応じて他の売れ残り製品にも適用される可能性があるという。
規則の発効にはEU理事会と欧州議会での承認や正式な採択が必要である。
【EU理事会】

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