一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー省、送電網の回復力と信頼性の向上をめざすプロジェクトに35億ドルを拠出
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2023.11.06 【情報源】アメリカ/2023.10.18 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、「アメリカへの投資」政策の一貫として、送電網を極端気象に強くし、より安価でクリーンな信頼性の高い電力を供給するための取組を支援すると発表した。超党派インフラ法からの資金を受け、44州の58プロジェクトに34億6,000万ドルを提供する。同国では送電網の老朽化が進む中、気候変動に伴う極端気象からの影響の増大が懸念され、また再生可能エネルギー導入の推進のために送電網の拡充が不可欠である。取組により再生可能エネルギーによる電力35ギガワットの新規導入、400のマイクログリッドへの投資、電気関連の労働組合との連携による高賃金の雇用の創出が期待されるという。以下は対象プロジェクトの一部である。
・ジョージア州 蓄電池、地域マイクログリッドなどを含む包括的なスマートグリッドインフラの拡充を図り、十分なサービスを受けてこなかった地域社会に恩恵をもたらす
・ミシガン州 極端気象後のエネルギー需給の変化に即時に対応可能なマイクログリッドの展開
【アメリカエネルギー省】