一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会、EUエコラベルの利用と認識が拡大していると報告
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2023.10.30 【情報源】EU/2023.10.12 発表
欧州委員会は、EUエコラベルの利用が拡大し、ラベルに対する市民の認識と信頼も高まっていると報告した。最新の統計によると、EUエコラベル認定製品・サービス数は約9万件、25の製品グループに及ぶ。主要分野である宿泊施設は、過去半年で76件のライセンスが付与され(15%増)、認定総数は620件となった。そのほか、塗料3万5,000件、紙製品2万件、洗剤1万2,000件、家具2,000件、化粧品750件、室内清掃サービス200件等が認定されている。
また、最新の世論調査「フラッシュ・ユーロバロメーター」によると、同ラベルに対する市民の認識と信頼が高まっている。加盟27ヶ国の市民2万5,000人超から回答を得たところ、ラベルのロゴを認識している人は38%(2017年と比べ11%増)、購入の決定では製品の環境影響が「非常に重要」または「どちらかといえば重要」と答えた人は73%、同ラベルは環境面の卓越性を保証していると考える人は56%、認定製品は全て厳しい環境基準を満たしていると考える人は69%だった。
【欧州委員会】