一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、「プラスチック汚染防止の国家戦略」案を公表
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2023.05.17 【情報源】アメリカ/2023.04.21 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)はアースウィークを記念し、「プラスチック汚染防止の国家戦略」案を公表し意見公募を開始した。汚染削減、全ての人のための循環型経済構築を目指すバイデン政権の取組で大きな前進となるという。過去20年間に世界のプラスチックの年間生産量、廃棄量は倍以上に増加し、地域社会は、プラスチック及び関連する化学物質の製造・輸送、数百万トンものプラスチック製品の河川堆積や近隣・河川・海への漏出による汚染に直面している。
EPAは業界のリーダーや利害関係者らと連携し、戦略の重要な目標を、
1)プラスチック生産過程での汚染削減
2)使用済み資材の管理強化
3)ごみやマイクロ・ナノプラスチックの流入防止及び漏出したごみの除去
と特定。
また、これらの目標に向けた行動として、再使用・補充が可能な製品設計への改善、固形廃棄物の回収強化、使い捨て・リサイクル不能製品等の生産削減、河川のプラスチック等ごみの削減方法に対する意識啓発等を挙げている。EPAは年末までに戦略を完成させる予定である。
【アメリカ環境保護庁】