ドイツ　地熱エネルギーの利用促進を目的とした骨子案を公表し協議プロセスを開始

　ドイツ連邦経済気候保護省は、地熱エネルギーの利用促進を目的とした骨子案を公表し、州政府や企業、関連団体と共に協議プロセスを開始した。ドイツ政府は、2030年までに熱利用の50％を再生可能エネルギーで供給するために、2030年までに中深層・深層地熱を10TWhの規模で開発し、地熱を用いた熱供給を10倍増加することを目指している。2030年までに少なくとも100件の地熱プロジェクトを立ち上げ、それらを熱供給網に接続し、地熱エネルギーを住宅や地域、工業プロセスでの利用を進める。骨子案には、対話プロセス、データの提供、実地調査、計画の迅速化、支援策、リスク軽減、専門家の養成、情報提供といった8点の施策案が含まれている。
【ドイツ連邦環境省】