一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連気候変動枠組条約、国別約束と適応コミュニケーションのレジストリを公開
【エコビジネス 環境報告書】 【掲載日】2022.08.02 【情報源】国連/2022.07.15 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、締約国が提出した国別約束(NDC)及び気候変動への適応に関するコミュニケーション(ADCOM)を扱う2つの登録簿(レジストリ)を公開した。これらは、同条約の第26回締約国会議(COP26)で承認されたもので、2023年から5年ごとに実施されるパリ協定のグローバル・ストックテイクのための情報ルートの役割を果たす。NDCレジストリには、温室効果ガス(GHG)排出量の削減と気候変動への適応といった各国の気候変動対策の目標や政策、取組、進捗状況が示されている。ADCOMレジストリには、各国の適応に関する報告書(適応コミュニケーション)が掲載されている。これには、気候変動の影響やリスク、影響に対する脆弱性といった情報、適応策の進捗状況と成果、適応策を実施するうえでの障壁や課題、国家適応計画(NAP)なども盛り込まれることがある。UNFCCCのエスピノーザ事務局長は、締約国の気候変動対策に関する最新の信頼できる情報を紹介し提供するうえで大きな前進だと述べた。【国連気候変動枠組条約】