一般財団法人環境イノベーション情報機構
エネルギー効率に関する国際会議、効率改善の取組強化が急務との共同声明を発表して閉幕
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2022.06.29 【情報源】国際機関/2022.06.10 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、2022年6月7〜9日デンマークにおいてエネルギー効率に関する国際会議を開催した。日本やアメリカ、フランス、ドイツ、インドネシアなど24ヶ国のほか、アフリカ連合やEUからエネルギーと気候分野の閣僚や高官が出席し、エネルギー危機やインフレ圧力、温室効果ガス(GHG)排出量の増加など、今日の重要課題の多くに対処するうえでエネルギー効率の改善が重要であり、早急な取組が必要だとする共同声明を発表して閉幕した。声明は、世界のエネルギー価格が高騰、変動して家計や産業、経済全体に打撃を与えているなか、エネルギー効率化が果たすべき役割は特に重要だと指摘する。エネルギー効率の改善によってエネルギーコストや輸入燃料への依存度の低減に即時的な効果が期待できるとし、エネルギー効率改善の取組を強化するよう各国や産業界、利害関係者に求めている。先にIEAは、早急にエネルギー効率化を推進すれば環境・経済・社会面で多大な便益が生じるとの分析を公表しており、声明はこの内容を支持している。【国際エネルギー機関】