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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2021年世界の電気自動車販売台数が前年比2倍の過去最高を記録と報告

大気環境 交通問題】 【掲載日】2022.06.09 【情報源】国際機関/2022.05.23 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、「世界の電気自動車(EV)の見通し」の最新版を公表し、2021年に世界で販売されたEV(プラグインハイブリッド車も含む)は前年の2倍の660万台に達し、2022年も第1四半期の販売台数が200万台と好調が続いていると報告した。2021年EV販売台数のうち、中国が約半分を占め330万台、欧州が230万台、アメリカが63万台と前年を大きく上回り、2021年末の世界のEV保有台数は2018年の3倍の約1650万台に達したという。多くの市場で継続的な政策支援がEV販売成長の主な要因の1つとなっており、車種の数も450まで拡大した。一方、今後の成長の大きな阻害要因として、短期的にはバッテリー製造に重要な鉱物(リチウム、コバルト、ニッケル等)の価格高騰、ロシアのウクライナ侵攻や中国の新型コロナ政策がもたらしたサプライチェーンの混乱を指摘。長期的にはEVの充電インフラ整備の取組拡大が必要だという。この他、トラックの電化促進や新興・途上国でのEV導入推進等を提言した。
国際エネルギー機関

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