ドイツ　北海沿い4カ国が洋上風力エネルギーとグリーン水素の開発に協力へ

　ドイツ連邦経済気候保護省（BMWK）は、デンマークのエスバーグで開催されている北海地域におけるエネルギー政策協力の強化を目的とした会議「北海サミット」において、北海沿い4ヶ国のエネルギー担当大臣が、洋上風力エネルギーとグリーン水素に関する協力協定に調印することを公表した。協定では、風力パークと電力網を連結し、複数の加盟国に接続する「ハイブリッド」洋上風力協力プロジェクトを開発し、北海地域を「Green Power Plant of Europe」として発展させ、EUに再生可能エネルギーを供給することが定められている。また、北海4カ国は、2030年までに少なくとも65GW、2050年までに150GWの洋上風力発電の拡大目標を掲げており、将来的には洋上風力発電によるグリーン水素の製造や地域における水素インフラの拡充に関する協力も強化していくとしている。
【ドイツ連邦経済気候保護省】