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環境ニュース[海外]

イギリス政府 大気汚染対策により高い目標値を導入

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.02.17 【情報源】イギリス/2003.02.06 発表

 イギリス政府は、2月6日、より厳しい大気質目標を「国家大気質戦略(Air Quality Strategy)」に正式に導入した。これは、2002年8月に発表されていた新たな目標値を組み込んだもの。
 今回の追加により、4つの主要な汚染物質である粒子状物質、ベンゼン、CO、及び多環芳香族炭化水素(PAHs)の削減目標がより強化された。粒子状物質に関しては、現在の目標値から5割強化されており、産業と交通による汚染が著しいロンドンに関しては別途目標が定められている。ベンゼンは、現在の目標値よりも3倍以上厳しくなった。COは最新のEU規則に沿った形での目標値にとどまるが、目標達成年が2年前倒しされている。多環芳香族炭化水素と有機化合物に関しては、初めて目標値が導入された。
 また、同日、「地域大気質管理(Revised Local Air Quality Management LAQM)」政策の改正及び技術的なガイダンスも発表された。1995年環境法に基づき、地方自治体は、大気質のレビューと評価を行う際に、このガイダンスを参照することとされている。1997年に導入されて以降の経験を踏まえ、レビュー及び評価手続きが合理化されている。

技術ガイダンスの請求先:
イギリス環境・食糧・地方事業省出版部
(Defra Publications), Admail 6000, London SW1A

【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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