一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候と大気浄化の国際パートナーシップ、2030年までに短寿命気候汚染物質を大幅に削減する戦略を承認
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2021.11.24 【情報源】国連/2021.11.09 発表
短寿命気候汚染物質(SLCPs)の削減を目指す「気候と大気浄化の国際パートナーシップ」(CCAC)は、閣僚級会合を開催した。事務局を担う国連環境計画(UNEP)によると、出席した46ヶ国の閣僚によって、2030年までの10年間で、メタン排出量を大幅に削減すること、及びハイドロフルオロカーボン類(HFCs)やブラックカーボンの排出削減を加速させることを目指す内容の「2030年戦略」が承認された。同パートナーシップは、2030年までに世界のメタン排出量を30%以上削減するという「世界メタン誓約」の目標の達成を支援していくという。世界が一丸となって取り組めば、2030年までに世界のメタン排出量は2010年比40%以上、ブラックカーボン排出量は同最大70%、それぞれ削減可能だとされている。閣僚らは、メタンの削減に焦点を当て、啓発活動や戦略等の策定・実施の支援、取組を支援するための分析やツールの提供、融資の拡大などを行うためのハイレベルの取組を促進・強化することで合意している。【国連環境計画】