一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス、生鮮野菜・果物のプラスチック包装を2022年1月から禁止へ
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2021.10.27 【情報源】フランス/2021.10.11 発表
フランス政府は野菜・果物のプラスチック包装禁止に関する政令を公示した。フランスでは2020年2月のAGEC(資源の浪費削減と循環型経済)法に基づき、2022年1月1日以降、未加工の生鮮野菜・果物をプラスチックで包装して販売することができなくなる。当初対象になるのは野菜ではナス、キュウリ、ジャガイモ、ニンジンなど約15品目、果物はリンゴ、オレンジ、レモンなど約15品目。バラ売りにすると傷むおそれがある一部の品目、たとえばモモやアンズ、完熟果物、発芽野菜、ベリー類などについては、プラスチック包装に代わる手段の普及を待つため、2023年6月30日から2026年6月30日にかけて品目ごとに段階的に禁止措置を導入する。また包装材の在庫処分のための一定の猶予期間も設けられた。現在、37%の果物・野菜がプラスチックで包装され販売されているが、この禁止措置によって、遅くとも2026年までにすべての野菜・果物がプラスチック包装なしで販売されることになる。【フランス環境省】