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環境ニュース[海外]

アルミニウム製車輪のドライ加工技術開発を支援

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2003.01.30 【情報源】ドイツ/2003.01.21 発表

 ドイツのトリッティン環境大臣は、バーデン・ヴュルテンベルク州にある「BBS自動車技術株式会社」が行うアルミニウム加工技術の開発事業に、連邦環境省の「環境汚染削減のための投資プログラム」から、約110万ユーロ(約1億3000万円)の支援を提供すると発表した。
 この事業は、アルミニウム製車輪の製造における部品のドライ加工技術をテストするもの。ドライ加工は、原料とエネルギーの使用を削減でき、また、現在、ドイツ国内で年間50万トンが廃棄物として処理されている冷却潤滑剤を一切使用しない。付随的に発生するアルミニウムの切り屑は吸い取り、再利用することができる。現在利用されている加工法(液剤を使用)と比較すると、水利用は約90%以上減少し、エネルギー利用も半減するなど、環境負荷は明らかに減少する。
 トリッティン大臣は、「この最新技術を、環境汚染を削減するだけでなく、経済的にも、そして、企業の競争力向上にも有利となることを示していきたい」とコメントしている。連邦環境省は、この開発事業の成功の後、他のアルミニウム加工関連企業への技術移転を進めていく。【ドイツ連邦環境省】

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