一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 環境技術調査「グリーンテック・アトラス 2021」を公表
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2021.05.13 【情報源】ドイツ/2021.04.21 発表
ドイツ連邦環境省(BMU)は、環境技術と資源効率の発展を調査した「グリーンテック・アトラス 2021」を公表した。様々な技術やそれらの市場規模、成長予測に関する最新情報が報告されており、これによると、環境技術の世界市場は今後10年間、毎年7%以上の成長が見込まれるとしている。5年前の「グリーンテック・アトラス」では、2020年の世界市場規模は4兆2,000億ユーロと予測したが、現在、この市場は約4兆6,000億ユーロとなり、予測を上回っている。今回発表された「グリーンテック・アトラス」では、2030年のこれらの産業の市場規模を約9兆4,000億ユーロと想定している。2020年の国内総生産に占める「グリーンテック産業」の割合は15%で増加傾向にあり、新型コロナウィルスの世界的拡大の影響に関しても他の分野と比較すると少なかった。ドイツ連邦環境省は、ドイツ商工会議所(DIHK)と協力し、グリーンテック企業を対象にしたマッチングツールを開発している。環境・エネルギー分野におけるプラントやコンポーネントの製造業者や取引業者、コンサルティングや導入サービスを提供する企業などの情報が蓄積される包括的なデータベースであり、国内外からの利用が期待されている。【ドイツ連邦環境省】