一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会、運輸、エネルギー、デジタルの域内横断インフラ整備プログラムの2021〜2027年予算案に合意と発表
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2021.03.30 【情報源】EU/2021.03.12 発表
欧州委員会は、加盟各国を結ぶ運輸、エネルギー、デジタルインフラの整備プログラム「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)」について、2021〜2027年の間に総額337億ユーロを支出する予算案に欧州首脳部が合意したと発表した。欧州議会と理事会において承認の予定である。プログラムは関連プロジェクトへの助成・融資を行う。運輸分野には258億ユーロを助成、運輸システムのグリーン化とデジタル化を支援し、2020年12月発表の「持続可能なスマートモビリティ戦略」の掲げる2050年までに運輸部門の排出を90%削減するという目標の達成に寄与する。
エネルギー分野には58億ユーロを助成、国境を超える再生可能エネルギープロジェクトと、2020年12月発表の「欧州横断エネルギーネットワーク(TEN-E)」規則改正案が目的とする域内のエネルギー市場の統合と相互運用性の向上のためのプロジェクトを支援する。
デジタル分野には20億ユーロを助成、高速接続と5Gの普及を目指す2025年目標の「ギガビット社会」の実現の上に2030年までの「デジタル化の10年」の達成を支援し、確実で持続可能なデジタルインフラの整備を図る。
【欧州委員会】