一般財団法人環境イノベーション情報機構
オランダ、都市物流のゼロエミッション化に向け新たな合意締結へ
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2021.03.01 【情報源】オランダ/2021.02.11 発表
オランダ社会基盤・水管理省と自治体、運輸部門の関係者は、2021年2月11日、都市物流のゼロエミッション化に向け新たな合意に署名する。2025年から全国の都市でゼロエミッションゾーンを導入することを定めており、クリーンな配送トラックへの転換を促すため、助成金の利用も可能にする。これにより、有害ガス等の排出を削減し、同時に都市環境の健全性・快適性を向上させる。同合意は主に、起業家や配送業者が都市で適切な業務を継続できるようにすることを狙っている。政府はゼロエミッション商用車を購入・リースする起業家に助成制度から最大5000ユーロを支援、中小企業にも留意する。州・自治体当局は送電網の管理者と連携し充電インフラの拡充に全力で取り組んでいる。
既に14都市が2025年のゼロエミッションゾーン導入を表明したが、2021年夏までに約30都市に達し、全国に広がる見込み。
この措置は2050年までに道路交通のゼロエミッション化を達成するための重要な一歩となる。同措置により2030年までにCO2排出が年間約1メガトン(ハーグ及びロッテルダムの全世帯の天然ガス消費による年間排出量の合計に相当)削減されるという。
【オランダ社会基盤・水管理省】