フランス、気候変動適応リソースセンターを開設

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2020.12.17 【情報源】フランス／2020.12.01 発表

　フランス政府は、気候変動への適応策に関する情報を集めたリソースセンター（ウェブサイト）を立ち上げた。適応に関する意識啓発と情報共有を目的に、地域レベルの取組や活動主体の一覧、実施中の助成プロジェクト募集、研修機会などの情報を提供するほか、利用者（自治体の首長や議員、調査・技術者、企業、個人）別に、現行の法規制や気候変動の影響予測、実行に移された対策など、ニーズに応じた情報が入手しやすいよう配慮されている。分野別、報告書や研究プロジェクトなど形式別の検索もできる。分野は健康、水、農業、森林、生物多様性、観光、金融など、気候変動の影響を受ける諸分野が網羅された。
　適応リソースセンターの設置は2018〜2022年の第2次気候変動適応国家計画（PNACC-2）で具体策の一つに挙げられており、環境省の主導のもと、リスク・環境・移動・国土整備に関する研究・技術センター（CEREMA）、環境移行庁（ADEME）、フランス気象局が開発にあたった。
【フランス環境省】